相手の立場に立って考える

この題を見て「いやいや、当たり前ですよ」という言葉が返ってきそうですが実はできない人は多いと思います。

 

私も部下や後輩によくいっていました。「もっと相手の事を考えて行動しましょう」

以前、新人の教育担当をしている社員からこんな相談がありました。

「新人にもっと考えて行動しろ」と言っているのですが、一向に考えようとしません。どうしたら良いでしょうか。

と言う相談でした。皆さんの周りにもいると思います。

 

この教育担当は既に相手の立場に立って考えていないことが分かります。

 

もし、新人が「新人なりに」考えて出している答えを教育担当が「それは考えていないだろ」だったとしたら、教育担当は目線を下げなければなりませんし、どう考えれば良いか、細かく指示してあげなければなりません。

この教育担当は一方的に「考えろ」とだけ伝える事によってすでに新人の事を考えれていませんでした。

 

これ、すごく基本的な事なのですが、サラリーマンにとってすごく重要なんです。組織の中で活動するのでバランスをとって仕事しないと後で必ず自分に返ってくるんです。

 

では何故、難しいかというと「自分の感情をコントロールし、時には抑える」ことが必要だからです。

 

これは本を読んだだけでは行動できません。考え方は変わりますが、癖はなかなか直らないからです。

 

 

「成功の秘訣があるとすれば、常に相手の立場に立って考えることだ」

 

アメリカの自動車企業の創業者「フォード」もこんな言葉を残しています。

これって難しいですよね、たとえ自分は「相手の事を考えているつもり」でもそれは最終的に相手が感じる事なのです。

「相手の立場に立つ」とはどのような事なのでしょうか。

 

これはその先に自分が求める理想の姿が必ずあります。

仲良くしたい、争いを避けたい、好意を持ってもらいたい、解決したい等々

お分かりいただけていると思いますが、これらは目的です。

相手の立場に立つということは「目的」ではない事に注意する必要があります。

「手段」の一つにすぎません。

私もこの「相手の立場に立って考える」ことはさかのぼると、学生時代に教わりました。

 

 

私は学生時代、寮生活をしておりました。4人部屋です。最初は嫌でしたが、

同じ志を持ち、生活するというのは案外楽しいものです。

部屋は各学年一人ずつの年功序列です。部屋の世話は1年生の役目でした。

後輩は気を使います、先輩方に怒られないように。。

掃除が代表的ですが、チェックがとても厳しかったのを覚えています。

 

人差し指でなぞられて確認されます。

「ちゃんとしたんか」   「しました」

「これはホコリだよね」  「すいません」

ここからです。

「なんで嘘ついたの?」   「え?」

「先輩に嘘ついていいの?」

 

こうなると何も言えなくなり、ただ詰められる時間に。

こんな時「そんなの自分でやってくださいよ」なんていうもんなら…ヤられますw

 

 

でも先輩達はそれ以外本当にやさしい兄貴なんです。

 

アメトムチですね。

 

こういうことが日常なんです。そこで自然にあることが身につきます。

 

「危機管理能力」です。

 

私の中では「怒られない」ようにするための手段の一つでした。

 

こういう場合、次にどんなことが起こるのか、だから今何をしないといけないのか。

 

集団行動が結果的に社会に出ると役に立つ場合が多いです。

 

相手の立場になって考えることができる社員は、他の社員からの与える印象が違います。

 

正しい事を伝えるのはとても重要です。しかし、その目的にたどり着くまでに

正論を主張し続けると、もしかしたら相手はあなたの話を聞かなくなるかもしれません。

「自己主張は必ずしも正しい結論にたどり着かない」事になります。

 

サラリーマンにも多いですね、

正しい事を言う人は山ほどいますが、それで終わり。

良い結果が生まれない人が圧倒的に多い気がします。

 

考える本質をきちんと見つけ、目的にあった手段を見つけていきましょう。

では。

 

2 件のコメント

  • 「目線を下げる」というのを、甘やかすことに繋がると考えて、それ以上に指導できていない方が多いような気がします。
    これでついてこれないなら、そいつの責任だ、みたいな。
    働き方改革同様に育成、指導方法改革も同時に行わないといけないと感じています。

    • サクさん、育成や指導方法は組織の永遠の課題と言えますね。もう経験値で指導する方法は限界ではないでしょうか。社外取締役制度の導入も企業にとって新しい風です。指導も何か対策があると良いですね。

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    hishi

    小児喘息には水泳が良いとの理由で幼初期から水泳を始め、大学まで本格的に水泳に打ち込む。高校で全国大会優勝経験をし、世界ランクイン。大学でもほどよく活躍したところで引退。一転、育った環境からまったく畑違いな金融機関に入社。30代サラリーマンです。